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ヒルドイドは病院では美容目的で処方されなくなった

2019年09月24日
顔を洗っている女性

過去にヒルドイドが悪い話題で週刊誌に取り上げられたことがあります。
その内容としては、実はヒルドイドを美容目的で使うことは、健康保険財政を圧迫して医療費の無駄遣いにつながる、という物でした。
実はもともと、ヒルドイドはアトピー性皮膚炎などで積極的に処方されてきていました。
副作用も少なく、処方も簡単に出来るので乾燥からくるかゆみ止めや保湿目的で処方されていたのです。
また、打撲によるあざの治療やケロイドの予防などに利用されており、強い保湿成分がある事は知られていました。

ところが、この強い保湿成分が美肌やアンチエイジングに効果があるという事で、美容目的で処方されることを希望した人が増えました。
というのも、乾燥肌や加齢からくるシワなどを改善し、アンチエイジングクリームとして効果があるとされていたのです。
特に個人ブログや化粧品サイトの口コミ、美容雑誌などでも取り上げられることが出てきて、美容に敏感な女性ほど積極的に試したり、取りに行く傾向が見られました。

特にうれしいのがその安さです
。一般的な高級美容クリームは数万円もするのに対して、ヒルドイドは1,000円から2,000円程度で処方してもらえました。
というのも健康保険を利用することで安く利用できるので、効果の高いクリームがお手頃価格で手に入るという事で、利用する人が増えたのです。
ところが、健康保険はそもそも健康を損ねた人がまた健康になるために使うもので、美容目的で使うものではありません。
このため、厚生労働省や健康保険組合は健康保険財政を圧迫しているとして、今後は美容目的の人では保険適用しないという方針を立てました。
また、長期的にはたとえアトピー性皮膚炎や皮脂欠乏症などの病気であったとしても、保湿剤を保険適用から外す方針とするという方針も打ち立てています。
特に税金の無駄遣いという批判は大きく、厚生労働省も医療費を美容目的で利用するのは本来の方針に反するとして、病院などに通達を出しました。

このため、基本的に今では美容目的でヒルドイドを病院で処方してもらうことは禁止となっています。
税金を使うことによる割安な処方は財政悪化をもたらしますし、保湿剤が全面保険適用外になってしまうと、これまで病気の治療で使っていた人たちにとっても大きな問題となるでしょう。
今でもヒルドイドそのものは病院で処方されていますが、美容目的の場合は保険適用外だったりします。
美容皮膚科などでは処方される場合がありますが、それも保険が適用されない場合もあるでしょう。